『幻想文学』22 号
在庫なし
1988.4.15 幻想文学会出版局 192ページ980円
《特集◎大正デカダンス――耽美と怪異 日本幻想文学誌2》
【作品復刻――大正デカダンス珠玉選】
郡虎彦●幻想曲
富ノ澤麟太郎●セレナアド
小川未明●日没の幻影
佐藤惣之助●黄金と血
大泉黒石●血と霊(抄)
鈴木善太郎●支那皿の怪
[解説]渡辺一考●カリガリの影のもとに
【インタビュー】
今日泊亜蘭●父、爾保布を語る
【評論】
松田修●蒼い葬列――真山青果と同性愛文学の系譜
須永朝彦●近代双面譚――谷崎潤一郎のヘルマフロディト趣味
大石雅彦●槐多における『子供の領分』
堀切直人●羽化登仙失敗談
篠田知和基●ドッペルゲンガーとゾーアントロピア
倉阪鬼一郎●赤と白の螺旋――泉鏡花と〈大正〉
川村湊●綺堂・綺譚・綺語――岡本綺堂の怪談世界
【ブックガイド&資料】
デカダンスの画廊から――水島爾保布・甲斐庄楠音・橘小夢・田中恭吉
大正デカダンス必携(東雅夫編)
《連載》
幻想ブックレビュー
幻想の画廊から
倉阪鬼一郎●不世出の怪作「死霊の盆踊り」を観て
渋谷章●ハガード、ハガード!第21回
菊地秀行●シネマ幻想館第19回◇ドワイト・フライの憂愁・後篇
稲生平太郎●不思議な物語第13回◇封印を解く
Fantastic Editors8●鈴木宏――風よ吹け、文化の解体へ向けて
読書メモ●森茂太郎◇ふたつの異端文学史
研究ノート●前川道介◇ハヌッセン/新戸雅章◇UFO運動と日本SFの起源
書評備忘録●伊藤敬◇覚書から
新藤純子●シネマでファンタスティック!第2回◇ブラックなユーモアと風刺の世界
田中浩一●サイキック・ミュージック最前線第2回◇朝の風を歌うアーティスト
加藤幹也●今宵ひらく言葉第2回◇聖少女
井辻朱美●ファンタジーの森から第2回◇場所をめぐる物語・後篇
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