『幻想文学』57 号
在庫なし
2000.2.29 アトリエOCTA 208ページ 1500円
ISBN4-900757-57-8
《特集◎伝綺燦爛――赤江瀑の世界》
【インタビュー】
赤江瀑●われは海の子、虚空の子
【座談会】
皆川博子・森真沙子・篠田節子●赤江瀑の呪縛――綺羅の文章に魅せられて
【エッセイ】
森真沙子●長府幻視行赤江瀑の迷宮の奥へ
山尾悠子●綺羅の海峡
篠田真由美●虚空の夢魔
高原英理●もの見えず執深く
岩井志麻子●美しいものと怖いもの
【評論】
千街晶之●運命の車輪が逆転する一瞬――ミステリとしての赤江文学
小梛治宣●「観る小説」との衝撃の出会い――幻想を実在化させる文体の不思議
香沢真矢●スッポン、あやかしの通る道――赤江瀑の歌舞伎的魔術
戸隠珠子●「闇路」行――『大内殿闇路』から『大内御所花闇菱』へ
●文庫解説集
中井英夫●毒は作品より早く作家に充ちた
瀬戸内晴美●絢爛たる酩酊を誘う美酒
磯田光一●本化されたオイディプス神話
皆川博子●闇に仄見える華麗な色彩
山尾悠子●鏡花的本格幻想の世界
松田修●魔への埋めがたい距離
武部忠夫●赤江文学の劇性
上村一夫●ガラスの飛行機
小林孝夫●皆紅の扇
司修●濃密なエロティシズムの陰に潜むもの
【ブックガイド&資料】
小林孝夫●赤江八衢三十年の水脈
赤江瀑全著作リスト
《連載》
[新・一書一会]中井拓志●落書が恐怖を喚び起こす〈月の帝国〉~『クォータームーン』をめぐって
新刊展望
渋谷章●ハガード、ハガード!第56回
山下武●192ドッペルゲンガー文学考第21回◇須藤鐘一
篠田真由美●ARCHITECTURA PHANTASTICA第六章 飢える男
デデ・コルクートより●デリ・ドゥムルルの物語(石井啓一郎訳)