『幻想文学』33 号
在庫なし
1992.1.15 幻想文学出版局 208ページ 本体価格1456円
《特集◎日本幻想文学必携――美と幻妖の系譜》
【オールタイム・ベストテン】
川村二郎●鏡花なら「全作品」といってもいいのだが
中島河太郎●こけおどし怪談を一蹴する『真夜中の濫』
矢川澄子●したしたした、チャカポコチャカポコ
紀田順一郎●〈枕頭の十二冊〉を添えて……
奥野健男●『夢の中での日常』は世界一の超現実主義小説
天沢退二郎●「風の又三郎」を極めつきの幻想文学として読むと……
高山宏●泣きじゃくるベスト・テン+2の自伝
川崎賢子●輻輳する語り、幻視するまなざし
松田修●日本文学における想像力の変容
【日本幻想文学・時代別10選】
須永朝彦●本朝幻妖奇譚通覧一一古典篇
長山靖生●文明開化の光と開一一明治篇
川村湊●ブリキの月、空にかかりて一一大正篇
堀切直人●震災後の出「オタク」記――昭和戦前篇
笠井潔●未曾有の混乱の渦中で一一昭和戦後篇
【ブックガイド&資料】
東雅夫&石堂藍●日本幻想文学テーマ別220選
日本幻想文学年表(東雅夫&石堂藍編)
【インタビュー】
礒崎純一●《日本幻想文学集成》縁起
【追悼・日影丈吉】
須永朝彦●日影さんのこと
《連載》
新刊展望
渋谷章●ハガード、ハガード!第32回
稲生平太郎●不思議な物語第24回◇冷たい天
井辻朱美●ファンタジーの森から番外編◇RPGとファンタジー
研究・批評の現場から●湯浅篤志◇『新青年』出帆!