『澁澤龍彦――回想と批評』
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澁澤龍彦――回想と批評
1990.4.20 1990.8.5再版 幻想文学出版局 2718円 336ページ A5判上製カバー装 装幀・装画=野中ユリ
[Ⅰ]
三島由紀夫●澁澤龍彦氏のこと
埴谷雄高●澁澤龍彦
石川淳●花の魔術師ロ
稲垣足穂●読書界を裏返した男
瀧口修造●古地図を辿って……
大岡昇平●澁澤君の印象
倉橋由美子●美少年と珊瑚
中井英夫●繭ごもる嬰児
日影丈吉●『東西庭園譚』その他
筒井康隆●澁澤文学私観
[Ⅱ]
杉田總●愁い顔の革命家、澁澤龍彦(抄)
磯田光一●兇器のダンディズム
種村季弘●メートル原器のある庭園
松田修●自然児澁澤龍彦
巌谷国士●望遠鏡をもった作家たち
富士川義之●所有の王国のスタイリスト
吉田城●澁澤龍彦と死の博物誌
川本三郎●趣味の小宇宙
[Ⅲ]
出口裕弘●閑話放題
岩田宏●“サド侯爵主義”の人
吉行淳之介●昔のことども
堀内誠一●旅のお仲間
野中ユリ●「青春の日々」のこと
土方巽●結晶好きな赤子の顔
加藤郁乎●後方見聞録――澁澤龍彦の巻
池田満寿夫●澁澤龍彦とのこと
唐十郎●澁澤龍彦家の暴風雨の一夜
高橋睦郎●エロスの百花狼藉
四谷シモン●鎌倉の一寸法師
金井美恵子●北鎌倉のユートピア
[Ⅳ]
遠藤周作●『サド復活』
木々高太郎●『黒魔術の手帖』
吉本隆明●昆虫少年の情熱
三島由紀夫●現代偏奇館
埴谷雄高●『神聖受胎』『犬猿都市』
三島由紀夫●デカダンスの聖書
埴谷雄高●『毒薬の手帖』
中田耕治●『世界悪女物語』
栗田勇●『夢の宇宙誌』
埴谷雄高●『夢の宇宙誌』
三島由紀夫●恐しいほど明断な伝記
遠藤周作●『サド侯爵の生涯』
出口裕弘●『異端の肖像』
大岡信●『幻想の画廊から』
松田政男●ダイアローグする狂気
松山俊太郎●『澁澤龍彦集成』
石川淳●『黄金時代』
巖谷國士●『黄金時代』
加藤郁乎●『偏愛的作家論』
種村季弘●『悪魔のいる文学史』
田中美代子●『ヨーロッパの礼房』
丸谷才一●『ユートピアとしての時計』
富士川義之●事物の変容
高橋陸郎●『旅のモザイク』
川村二郎●amor figurae
寺山修司●『洞窟の偶像』『束西不思議物語』
多田智満子●『記憶の遠近法』
種村季弘●陽物神のアナーキー
池内紀●ナマケモノ
河村錠一郎●『太陽王と月の王』
山野浩一●「寓意」と「転生」としての翻訳
北嶋廣敏●『唐草物語』
大室幹雄●じめじめした日常を超越した書斎人のまなざし
四方田犬彦●『ねむり姫』『マルジナリア』
岡庭昇●余白の思考
池内紀●『澁澤龍彦コレクション』を読む
川村湊●『うつろ舟』
高山宏●『私のプリニウス』
野口武彦●『フローラ逍遙』
奥野健男●『高丘親王航海記』
平出隆●明澄な死の旅行記
巖谷國士●『高丘親王航海記』